紀平梨花グランプリファイナル滑走順決定 いざ”真央の道”へ!高校(関大) 素敵でかわいい画像たくさん!

2018/12/10

2018年フィギュアGPファイナル滑走順決定

 

 

宇野は最終6番、女子では紀平、宮原、坂本が連番

 

6日(日本時間7日)に、カナダ・バンクーバーで開幕する
フィギュアスケートGPファイナルの、
男女ショートプログラムの滑走順が5日(同6日)決まった。

 

日本勢では、男子の宇野昌磨(トヨタ自動車)が最終の6番滑走。

 

 

女子では、紀平梨花(関大KFSC)が3番、
宮原知子(関大)が4番、
坂本花織(シスメックス)が5番滑走となった。

 

ジュニア男子の島田高志郎(木下グループ)は、3番滑走。
3種目のSPとも6日(同7日)に行われる。

 

4年連続出場宇野昌磨 世界一に挑む!

 

宇野昌磨(20=トヨタ自動車)が5日(同6日)、
カナダ・バンクーバーの本番会場で公式練習に臨んだ。

 

ショートプログラム(SP)、
「天国への階段」の曲をかけての練習では、
4回転フリップ、4回転トーループで転倒。

 

それでも公式練習の後半には、いずれもきれいに成功させ、
入念に感覚を確認し、リンクを後にした。

 

GPファイナルは、4年連続出場となり、
2年連続3位から、昨季は2位。

 

1年前は優勝したチェン(米国)に、0・50点及ばなかった。
「点差というより、
自分の演技ができなかったことが悔しかった」と振り返った。

 

「今年は満足いく演技ができていない。
もうそろそろ、完璧な演技をしてみたい」。

 

チェンとの一騎打ちが予想される大舞台で、
自分の力を出し切る。

 

 

紀平梨花 いざ“真央の道”へ!トリプルアクセル高確率で着氷

 

フィギュアスケートのGPファイナルは、
6日(日本時間7日)にバンクーバーで開幕する。

 

初出場で、優勝を狙う新星・紀平梨花(16=関大KFSC)は、
4日にバンクーバー近郊で2部練習を行い、
得意の3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)を、
計28回跳んで21回着氷した。

 

課題である時差調整とショートプログラム(SP)での、
トリプルアクセル成功へ自信を見せた。

 

憧れの浅田真央以来、5年ぶりとなる、
日本勢の優勝を目指す。

 

初の大舞台へ向け、
紀平の仕上がりは順調だった。

 

大技トリプルアクセルを、4日の2部練習で28回挑戦した。
そのうち、着氷したのは21回。

 

トリプルアクセルに3回転トーループも加えた連続ジャンプも、
軽々と決めるなど調子の良さを見せつけた。
75%の高確率で降り、2日前の練習を終えた。

 

「まあまあ、良くなってきた。
あと2日あるので、もっと良くなると思う」。
75%の高確率で降り、2日前の練習を終えた。

 

そう語った新星は、最高のパフォーマンスを出す、
道筋が見えているのだ。

 

時差調整に悩まされながら優勝を果たした、
11月のフランス杯は、開幕3日前に現地入りした。

 

敏感な16歳は、環境の変化に適応できず、
「眠いと力が入らない」と悩まされた。

 

今回は違う。1日前倒しの4日前の、
今月2日に宮原、坂本と現地入りした。
そのため、17時間の時差にも、
余裕を持って対応ができている。

 

 

頂点への明確な青写真

 

今季の紀平は、SPで1回、フリーで2回の、
トリプルアクセルを盛り込む。

 

SPで成功したのは、国内の西日本選手権のみだ。
SP冒頭で、スタートダッシュを決めるのが、
最重要課題になる。

 

4日の練習では、SP曲「月の光」を午前に1回、午後に2回流し、
全ての演技で、トリプルアクセルに着氷。
大舞台で決める準備ができている。

 

2つの課題を克服した先には、
憧れの存在が見た景色が待っているのだ。

 

シニア挑戦1年目で、ファイナル制覇を成し遂げた日本人は、
浅田真央しかいない。

 

日本勢の優勝も、13年の浅田が最後となっている。
宮原、坂本に加えて、平昌五輪金メダリストのザギトワ、
トリプルアクセルの使い手トゥクタミシェワら、
ロシア勢も立ちはだかる激戦となる。

 

大技を志すきっかけとなった大先輩、浅田真央に、
肩を並べる絶好の機会。
まずは、自分自身との闘いに勝ち、
表彰台のトップを目指す。

 

 

紀平梨花 略歴

 

紀平梨花(きひら りか)

日本のフィギュアスケート選手(女子シングル)

2002年7月21日生まれ(16歳)

兵庫県西宮市出身

身長  154 cm

血液型 O型

コーチ 濱田美栄、田村岳斗、岡本治子、キャシー・リード

振付師 デヴィッド・ウィルソン、トム・ディクソン、キャシー・リード

元振付師 ジェフリー・バトル

所属クラブ 関西大学KFSC

ISU パーソナルベストスコア

トータルスコア: 224.31 2018 NHK杯
ショートプログラム: 70.79 2018 ネペラ杯
フリースケーティング: 154.72 2018 NHK杯

 

人物

 

現在、N高等学校在籍。
3歳のときに、母親と姉とともにアイスリンクに行き、
スケートと出会い、5歳のときにスケート教室に入る。

 

当初は、お稽古事の1つとしてスケートがあり、
他にバレエ、体操、ピアノなどを習っていた。

 

憧れの選手は宮原知子。

 

経歴

 

2015~16シーズン

全日本ノービス選手権Aクラスで、優勝
初出場となった全日本ジュニア選手権では、11位
2016年トリグラフトロフィーのノービスクラスで、優勝する。

 

2016~17シーズン

日本スケート連盟の、フィギュアスケート強化選手に、
初めて選ばれる。

 

ジュニアグランプリシリーズに初参戦し、
初戦のJGPチェコスケートで2位

 

次戦のJGPリュブリャナ杯では、
FSで女子で史上7人目となる3回転アクセルに成功。
同時に女子史上初となる、6種類8個の3回転ジャンプを成功させ優勝し、
JGPファイナル進出を決める。

 

2度目の出場となった全日本ジュニア選手権では、
ケガの影響で精彩を欠き11位。
初出場となったJGPファイナルでは、4位に終わった。

 

2017~18シーズン

ジュニア2年目を迎える。
ジュニアグランプリシリーズでは、
3回転アクセルで転倒が相次ぎ、
JGPリガ杯では2位

 

続くJGPエーニャ・ノイマルクトでは3位
ロシア勢に遅れをとり、優勝こそならなかったものの、
2年連続のJGPファイナル進出を決めた。

 

3度目の出場となった全日本ジュニア選手権では、
ショートでミスがあり、6位と大きく出遅れるが、
フリーで3回転アクセルを2度成功させ、逆転で優勝
自身初の世界ジュニア選手権と、全日本選手権出場を決めた。

 

JGPファイナルでは、フリーで女子史上初の、
3回転アクセル-3回転トゥループに成功。
しかし、2回目の3回転アクセルが回転が解けて、
1回転になってしまい得点が伸びず、
総合では2年連続の4位に留まった。

 

全日本選手権では、フリーで僅かなミスがあったものの、
ショート・フリー合わせて、3本の3回転アクセルを決め、
3位で表彰台に登った。
大会後、第86回全日本選手権大会新人賞を受賞した。

 

2018年1月に左手薬指を骨折。
初出場の世界ジュニア選手権では、
ショートの連続ジャンプで回転不足と、
転倒による減点が響き、4位発進と出遅れる。
巻き返しを狙ったフリーでも、予定していた3回転アクセルが、
2本とも抜けるなどミスが相次ぎ、
総合8位まで順位を落とした。

 

2018~19シーズン

ブラチスラヴァで行われた、オンドレイネペラ杯が、
シニア初参戦。
ショートプログラムは、転倒がありながらも
70.79点1位に立つと、
フリーは、冒頭に大技のトリプルアクセル-3回転トーループ、
さらに、単発の3回転半を成功させ、
1位147.37点をマーク。
ショートプログラムとの合計218.16点で、
シニアデビュー戦を優勝で飾った。

 

フリーは、今季世界最高。
合計は、今季世界2位の高得点となった(いずれも当時)。

 

グランプリシリーズデビュー戦となるNHK杯では、
ショートプログラムで、冒頭のトリプルアクセルで、
転倒があったものの、
自己ベストに迫る69.59点5位に付けた。

 

フリーでは、2本のトリプルアクセルを決めるなど、
一つのマイナスの無い完璧な演技を見せ、
日本女子歴代最高点154.72点を記録。
ショートプログラムとの合計で、
こちらも日本女子歴代最高点を更新する、224.31点で、
日本勢として初めて、ランプリシリーズデビュー戦での、
初優勝を決めた。

 

続くフランス杯では、ショートプログラムで、
トリプルアクセルの回転が抜けるミスがあり、2位発進。
フリーでは、1本目のトリプルアクセルが、
単独になるミスがあったものの、
その後のジャンプ構成を変更するなどの冷静さを見せ、
フリートップの138.28点を記録。

 

総合でも205.92点で逆転優勝し、
初めてのグランプリシリーズを連勝で終え、
ファイナル進出も決めた。

 

 

技術・演技

 

アクセルを含む、6種類の3回転ジャンプを、
跳ぶことができる。

 

3回転アクセル-3回転トウループのコンビネーションジャンプを、
女子選手として、世界で初めて公式戦で成功させた。
なお、練習では4回転トウループや4回転サルコウ、
両手を上げて飛ぶ、タノジャンプの着氷にも成功している。

 

2016年、JGPリュブリャナ杯のFSでは、
女子選手として史上初めて、6種類8本の3回転ジャンプを、
回転不足・エッジエラー無しで、
完璧に成功させた。

 

コーチの濱田美栄は課題として
「何でも平均的にできるけれど、後は度胸。
ちょっと気が弱いから、大事な時に気持ちが引けてしまう」と談。
本人も試合後に「緊張してしまった」
「カメラのカシャカシャっていう音が気になる」などと漏らしていたが、
1年足らずで精神的な成長を見せている。

 

記録

 

女子シングル史上初のフリースケーティング8トリプルジャンプ成功

女子シングル史上初の1プログラム全6種類トリプルジャンプ成功

女子シングル史上最年少3回転アクセル成功(14歳65日)

女子シングル史上初の3回転アクセル-3回転トゥループ成功

日本人初のISUグランプリシリーズ初出場で優勝

 

 

 

主な戦績

 

2017~2018 ISUジュニアグランプリファイナルでの紀平梨花

 

国際大会

大会/年 2014~5 2015~16 2016~17 2017~18 2018~19

GPファイナル TBD

GP NHK杯 1

GPフランス国際 1

CSオンドレイネペラ杯 1

世界Jr.選手権 8

JGPファイナル 4 4

JGPエーニャ・ノイマルクト 3

JGPリガ杯 2

JGPリュブリャナ杯 1

JGPチェコスケート 2

トリグラフ杯 1 N

アジアフィギュア杯 5 N 1 J

 

国内大会

全日本選手権 3

全日本Jr.選手権 11 11 1

全日本ノービス選手権 12 A 1 A

A - Aクラス
N - ノービスクラス
J - ジュニアクラス

 

詳細

 

2018~2019 シーズン

開催日 大会名 SP FS 結果

2018年12月6日~9日 2018/2019 ISUグランプリファイナル(バンクーバー)

2018年11月23日~25日 ISUグランプリシリーズ フランス国際(グルノーブル) 2
67.64 1
138.28 1
205.92

2018年11月8日~11日 ISUグランプリシリーズ NHK杯(広島) 5
69.59 1
154.72 1
224.31

2018年9月19日~22日 ISUチャレンジャーシリーズ オンドレイネペラトロフィー(ブラチスラヴァ) 1
70.79 1
147.37 1
218.16

2017~2018 シーズン

開催日 大会名 SP FS 結果

2018年3月5日~11日 2018年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(ソフィア) 4
63.74 9
111.51 8
175.25

2017年12月20日~24日 第86回全日本フィギュアスケート選手権(調布) 5
66.74 2
141.29 3
208.03

2016年12月8日~11日 2017/2018 ISUジュニアグランプリファイナル(名古屋) 4
66.82 4
125.63 4
192.45

2017年11月24日~6日 第86回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(前橋) 6
57.89 1
135.57 1
193.46

2017年10月11日~14日 ISUジュニアグランプリ エーニャ・ノイマルクト(エーニャ/ボルツァーノ) 2
66.72 3
119.09 3
185.81

2017年9月6日~9日 ISUジュニアグランプリ リガ杯(リガ) 6
55.05 1
125.41 2
180.46

2017年8月2日~5日 2017年アジアフィギュア杯ジュニアクラス(香港) 1
60.26 1
122.80 1
183.06

2016~2017 シーズン

開催日 大会名 SP FS 結果

2016年12月8日~1日 2016/2017 ISUジュニアグランプリファイナル(マルセイユ) 5
54.78 3
120.38 4
175.16

2016年11月18日-20日 第85回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(札幌) 4
58.86 14
94.87 11
153.73

2016年9月21日~24日 ISUジュニアグランプリ リュブリャナ杯(リュブリャナ) 2
65.93 1
128.31 1
194.24

2016年8月31日~9月3日 ISUジュニアグランプリ チェコスケート(オストラヴァ) 1
66.78 2
118.73 2
185.51

2015~2016 シーズン

開催日 大会名 SP FS 結果

2016年3月23日~27日 2016年トリグラフトロフィーノービスクラス(イェセニツェ) 5
27.28 1
82.53 1
109.81

2015年11月21日~23日 第84回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(ひたちなか) 8
53.38 15
89.53 11
142.91

2015年10月23日~25日 第19回全日本フィギュアスケートノービス選手権 Aクラス(西東京市)
1
100.53 1
100.53

2015年8月5日~8日 2015年アジアフィギュア杯ノービスクラス(バンコク) 8
29.57 4
70.33 5
99.90

2014~2015 シーズン

開催日 大会名 SP FS 結果

2014年10月24日-26日 第18回全日本フィギュアスケートノービス選手権 Aクラス(高槻市)
12
72.21 12
72.21

 

プログラム使用曲

 

シーズン SP FS EX

2018~2019 月の光

作曲:クロード・ドビュッシー
振付:デヴィッド・ウィルソン A Beautiful Storm
作曲:ジェニファー・トーマス
振付:トム・ディクソン ラ・ヴィ・アン・ローズ
作曲:ピエール・ルイギ

2017~2018 カンフーピアノ

演奏:ピアノ・ガイズ
振付:トム・ディクソン 映画『道』より
作曲:ニーノ・ロータ
振付:ジェフリー・バトル Symphony
曲:クリーン・バンディット feat. ザラ・ラーソン
振付:キャシー・リード

2016~2017 ツィガーヌ

作曲:モーリス・ラヴェル
振付:ジェフリー・バトル ラプソディー・イン・ブルー
作曲:ジョージ・ガーシュウィン
振付:トム・ディクソン ホール・ニュー・ワールド
作曲:アラン・メンケン

2015~2016 オペレッタ『こうもり』

作曲:ヨハン・シュトラウス2世 吸血鬼の接吻
作曲:ジェイムズ・バーナード オペレッタ『こうもり』
作曲:ヨハン・シュトラウス2世

 

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