宇野昌磨GPファイナル2位 世界王者チェンが連覇達成 ネックレスの応援ブログ

宇野昌磨 逆転Vならず 合計275.10点で2年連続2位 世界王者チェンが連覇達成

 

GPファイナル男子フリー

 

上位6人が戦う、フィギュアスケート、グランプリ(GP)ファイナル。
第2日は、7日(日本時間8日)、カナダ・バンクーバーで、
男子フリーがあり、男子フリーが行われた。

 

ショートプログラム(SP)2位の、
平昌五輪銀メダリスト・宇野昌磨(トヨタ自動車)は、
183.43点をマーク。
合計275.10点2位となった。

 

SP1位の世界選手権覇者ネイサン・チェン(米国)が、
189.43点をマークし、
合計282.42点2連覇を飾った。

 

宇野は、冒頭の4回転サルコウは着氷が乱れたが、
続く4回転フリップ、4回転トウループは綺麗に着氷した。

 

中盤は、キレのあるスピンを披露し、
4回転―2回転のトウループ3回転アクセルも決めた。

 

後半に、3連続ジャンプで手をつく場面もあったが、
なんとか粘ってまとめ切った。

 

滑り切ると、表情には、やり切った充実感が浮かび、
熱狂に沸く会場に笑顔で応えた。

 

宇野は、「最初の(4回転)サルコーを失敗してからも、
気持ちを切らさずに(4回転)トーループを跳べたのはよかった」と話した。

 

昨年優勝のチェンは、冒頭の4回転フリップをきれいに決めたが、
続く4回転ルッツで転倒した。

 

しかし、フリーで逆転を狙ったが、SP1位のチェンには及ばず、
282.42点チェンが連覇
惜しくも優勝を逃し、
昨年に続く2年連続2位となり、
GPファイナル初制覇は持ち越した。

 

3位車俊煥(韓)。

 

 

GPファイナル男子結果

 

1位  ネイサン・チェン(米国)282.42点

2位  宇野昌磨(日本)275.10点

3位  チャ・ジュンファン(韓国)263.49点

4位  ミハル・ブレジナ(チェコ)255.26点

5位  キーガン・メッシング(カナダ)236.05点

6位  セルゲイ・ボロノフ(ロシア)226.44点

 

 

基本情報

 

宇野昌磨(うの しょうま)

1997年12月17日生まれ(20歳)

出生地  愛知県の旗愛知県名古屋市

身長   158cm

体重   55kg

血液型  B型

コーチ  山田満知子・樋口美穂子

振付師  樋口美穂子 ステファン・ランビエール デヴィッド・ウィルソン シェイ=リーン・ボーン

元振付師 山田満知子

所属クラブ トヨタ自動車

中京大学スポーツ科学部在学中

 

主要な戦績

 

2018年平昌オリンピック銀メダリスト

2017年・2018年世界選手権銀メダリスト

2017年グランプリファイナル2位

全日本選手権2連覇(2016年-2017年)

ISU公認大会において、
史上初の4回転フリップを成功させたとして、
国際スケート連盟に認定されている。

世界フィギュアスケート連盟、
世界ランキング1位で日本トップ(2018年11月現在)。

 

ISU パーソナルベストスコア

 

トータルスコア     319.84 2017 CSロンバルディア杯

ショートプログラム   104.87 2017 CSロンバルディア杯

フリースケーティング  214.97 2017 CSロンバルディア杯

 

獲得メダル

 

主要な国際競技会

大会  1位  2位 3位

オリンピック  0  1  0

世界選手権  0  2  0

四大陸選手権  0  1  1

グランプリファイナル  0  1  2

世界国別対抗戦  1  0  0

アジア冬季大会  1  0  0

ユースオリンピック  1  1  0

世界ジュニア選手権  1  0  0

ジュニアグランプリファイナル  1  0  0

合計 5 7 3

 

オリンピック

Olympic rings with transparent rims.svg

銀 2018 平昌 男子シングル

 

ユースオリンピック

Olympic rings with transparent rims.svg

金 2012 インスブルック 団体戦

銀 2012 インスブルック 男子シングル

 

ISU 国際大会

International Skating Union.svg

世界選手権

銀 2017 ヘルシンキ 男子シングル

銀 2018 ミラノ 男子シングル

 

四大陸選手権

銅 2017 江陵 男子シングル

銀 2018 台北 男子シングル

 

世界国別対抗戦

金 2017 東京 団体

 

グランプリファイナル

銅 2015 バルセロナ 男子シングル

銅 2016 マルセイユ 男子シングル

銀 2017 名古屋 男子シングル

銀 2018 バンクーバー 男子シングル

 

アジア冬季大会

金 2017 札幌 男子シングル

 

世界ジュニア選手権

金 2015 タリン 男子シングル

 

ジュニアグランプリファイナル

金 2014 バルセロナ 男子シングル

 

 

人物

 

名古屋市立冨士中学校

中京大学附属中京高等学校を卒業

2016年4月に中京大学スポーツ科学部へ入学

 

5歳の頃に、遊びに行った名古屋スポーツセンターで、
浅田真央に声をかけられ、スケートを始める。

 

憧れの選手は、高橋大輔である。
2006年12月、全日本選手権で、
高橋のFS『オペラ座の怪人』を生で見たことがきっかけ。

 

同大会には、男子唯一の花束スケーターとして、
浅田真央に花束を贈呈した。

 

祖父に日本画家・洋画家の宇野藤雄がいる。

 

 

技術・演技

 

2017年、四大陸選手権のSPで披露された、
クリムキンイーグル

 

4種類の4回転ジャンプ(フリップ、ループ、サルコウ、トウループ)と、
全ての3回転ジャンプを跳ぶことができる。

 

4回転フリップは、2016年コーセー・チーム、
チャレンジカップ(アメリカ・スポーケン)のSPで、
ISU公認大会において、史上初めての成功者に認定された。

 

翌日のFSでも成功させ、2016-17シーズンには、
SPとFSの両方の構成に組み込んでいる。

 

4回転ループは、2016年、四大陸選手権の公式練習などで、
着氷を成功させていたが、試合では、
2017年、四大陸選手権のFSで初挑戦し、
成功させた。

 

ISU公認大会では、史上2人目の成功となった。

 

4回転サルコウは、
2017年四大陸選手権の公式練習などで、
着氷を成功させていたが、
試合では、2017年ロンバルディアトロフィーの、
FSで初挑戦し、成功させた。

 

4回転ルッツは、練習中でのみ着氷成功している。

 

世界初認定の、4回転フリップを始め、
フリップは非常に得意で、
コンビネーションジャンプにもよく使用している。

 

第85回全日本フィギュアスケート選手権の公式練習では、
4F-3Tの、コンビネーションジャンプを成功させている。

 

また、2016年チームチャレンジカップのFSでは、
3A-1Lo-3F3連続ジャンプを成功させ、
以後FSの構成に組み込んでいる。

 

一方で、ルッツは、
エッジエラーの判定を受けることが多かった。

 

トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は、
イーグルからの入りで跳ぶことが多く、
常にGOE(出来栄え点)2〜3がつく
得点源となっている。

 

足首や体の柔らかさと、
体幹に基づくクリムキンイーグルの使い手。

 

12歳から、既に観客に披露しており、
氷に手を付き、5秒以上姿勢を維持することも可能で、
自らも、トレードマークと語る。

 

アイスショーでは、上半身を後ろに深く反るだけでなく、
両手を広げたままや、片手を肘までリンクにつけたり、
頭の上にまっすぐ上げた両手を、手首近くまでリンクに付く、
クリムキンイーグルも披露している。

 

多くのプログラムにも取り入れていて、
2016-2017シーズンのショートプログラムには、
イーグル→3A→クリムキンイーグルを取り入れている。

 

競技プログラムは、演技時間内に、必須要素を入れる必要があり、
4秒以内に抑えられているが、観客が湧くポイントとなっている。

 

スピンと、ステップの技術は高く、
殆どが「レベル4」を達成し、
多くの加点を得ることができる。

 

2016年、グランプリファイナルでの、
コンビネーションスピンでは、
満点のGOEがついて5.00点を獲得した。

 

これは、男子では、現役時代の、
ステファン・ランビエール以来となる。

 

経歴

 

2011年以前

初出場の2012年、
世界ジュニア選手権のショートプログラム
2009-2010シーズン、全日本ノービス選手権で優勝し、
全日本ジュニア選手権に初出場し3位となる。

 

2010-2011シーズン、再び、全日本ノービス選手権で優勝。

全日本ジュニア選手権で4位に入る。

 

 

 

2011-2012シーズン

ユースオリンピック銀メダル獲得。

2011-12シーズンより、ジュニアグランプリ (JGP) シリーズに参戦。

初戦のバルティック杯 4位

続くタリン杯 3位
2戦目にして、JGPシリーズで初のメダル獲得。

同年の全日本ジュニア選手権 5位

全日本選手権に出場。
初出場となった全日本選手権では9位

2012年、世界ジュニア選手権の代表に選出される。

全日本ジュニアの成績等から派遣された、
インスブルックユースオリンピックで、
SP6位から、FSで巻き返し、銀メダルを獲得。

世界ジュニア選手権10位

 

2012-2013シーズン

JGPブラエオン・シュベルター杯 2位

全日本ジュニア選手権 2位

全日本選手権 11位

当初は、田中刑事が、世界ジュニア選手権の代表だったが、
負傷で代表を辞退したために、
繰り上がって出場し、7位となった。

 

2013-2014シーズン

JGPリガ杯 3位

全日本ジュニア選手権 2位

全日本選手権 SP6位、
FSでは、最終グループに入る。

総合で7位となり、世界ジュニア選手権への、
3大会連続出場となった。

世界ジュニア選手権 SP3位、
FS5位で総合5位

ガルデナスプリング杯 国際大会のシニアクラス 初優勝

 

 

2014-2015シーズン

JGPファイナル・世界ジュニア選手権優勝

アジアフィギュア杯で、4回転トウループ初成功させ、優勝

JGPシリーズの2大会で、4回転トウループ成功させ、
クロアチア杯ではJGPシリーズ初優勝

シリーズのポイントランキング2位の成績で、
自身初のJGPファイナルへの進出を決めた。

全日本ジュニア選手権では、
3回転アクセルを初めて成功させ、初優勝となった。

ファイナルでは、SP3位、
FSでは、一つのマイナス評価も受けない演技を披露し、
ジュニアでは初の160点台のスコアを獲得。

総合でもジュニアの世界歴代最高得点を更新し、
小塚崇彦、羽生結弦に続く、
日本男子3人目の優勝となった。

全日本選手権ではSP3位、FS3位で銀メダルを獲得した。
この結果により四大陸選手権に初選出される。

全国高等学校フィギュアスケート総体では、
SPで冒頭の3回転アクセルで着氷に失敗するものの1位につけ、
FSでは出場選手で唯一4回転ジャンプを成功させ、
2位に50点以上の差をつけて大会2連覇となった。

EXでは、アンコールにおいて着氷が乱れたものの,
4回転トウループを披露した。

シニア初の国際大会となる四大陸選手権では、
SPで自己ベストを更新し2位につけた。

続くFSでは、自己ベストを更新したものの、
ジャンプの転倒などがあり5位、総合5位となった。

世界ジュニア選手権では、SPでジュニアで、
初めて80点台を記録するなどして優勝。

日本人で5人目の世界ジュニア選手権優勝者となった。

同大会では、山本草太も銅メダルを獲得。
日本人初のダブル表彰台という快挙を達成した。

 

2015-2016シーズン

初出場で銅メダルを獲得した2015年グランプリファイナル

GPファイナル銅メダル獲得

2015-16シーズン、シニアクラスへ移行。

ジャパンオープンでは、参考記録ながらも、
185.48の高得点をマークし男子個人で1位
チーム日本の優勝に貢献した。

グランプリシリーズに初参戦し、
スケートアメリカで銀メダルを獲得した。

エリック・ボンパール杯では、
グランプリシリーズ初優勝を飾った。

初出場のグランプリファイナルでは、
FSで自身初の190点台を記録し、銅メダルを獲得した。

男子シングルの選手が、シニアのグランプリシリーズデビューの年に、
ファイナルでメダルを獲得するのは初めてのことだ。

全日本選手権では、SP2位、FS3位の総合2位となり、
前季に続き、四大陸選手権に選出されたほか、
世界選手権の代表にも初選出された。

四大陸選手権では、SPで自己ベストを出し2位につけるが、
FSで4回転ジャンプの回転が抜けてしまうなどのミスがあり、
総合4位となった。

初出場となった世界選手権では、SPで4位、
FSで後半の4回転トウループで転倒するなどのミスがあるも、
7位入賞となった。

また、この成績により、同大会に出場した日本人選手のポイントは、
羽生結弦と合わせて9ポイントになり、
同大会で2枠だった代表枠の3枠復帰に貢献した。

 

2016-2017シーズン

GPファイナル銅メダル、全日本選手権初優勝

銅メダルを獲得した2016年グランプリファイナル
2016-17シーズン、初戦のロンバルディア杯で優勝

ジャパンオープンでは、参考記録ながら、
200点に近い198.55点をマーク。
チーム日本の優勝に貢献した。

スケートアメリカでは、
FSで3度の4回転ジャンプを成功させ優勝した。

ロステレコム杯では、2位となり、
2年連続のグランプリファイナル進出を決めた。

グランプリファイナルでは、
ショートプログラムで、時差調整に苦しみ4位発進も、
フリースケーティングでパーソナルベストを更新し、
2年連続の3位となる。

全日本選手権では、初優勝を飾る。
その結果、世界選手権、四大陸選手権、
アジア冬季競技大会の代表に決まった。

四大陸選手権銅メダル
アジア冬季競技大会優勝
世界選手権銀メダル獲得。

銀メダルを獲得した2017年世界選手権

四大陸選手権では、
SPで、史上4人目となる100点台をマークすると、
FSでは、試合で初挑戦となる4回転ループに成功し、
フリップ、トーループもまとめ、
自身初の3種類4本の4回転ジャンプを着氷に成功したが、
トリプルアクセル2本とも失敗。

総合では、自己ベストの288.05点を出したが、
さらにミスの少なかったネイサン・チェン、羽生結弦には届かず、
総合3位
ISUの選手権大会では初の表彰台となった。

2週連戦となる札幌冬季アジア大会ではSP2位発進。
フリーで188.84点、合計281.27点で逆転優勝を飾る。

3月には、ルクセンブルクで行われたプランタン杯に出場。
主要国際大会でないため、非公認記録になるが、
SPで104.31点でトップに立ち、自己ベストを4.03点上回るスタート。

続くフリーでは、冒頭の4回転ループで転倒したが、
その後、はほぼミスのない演技で199.37点で1位となり、
合計303.68点で優勝した。

続いて、ヘルシンキで開催された、世界選手権に出場。
spでは、全てのジャンプを成功し、自己最高となる104.86点で、
四大陸選手権で出した自己ベストを4.58点更新。

冒頭の4回転フリップ、続く4回転-3回転の連続トーループは、
出来栄え評価で1点以上の加点を得た。

首位のハビエル・フェルナンデスとは、
4.19点差の2位となる。

逆転をかけたフリーは、冒頭の4回転ループを着氷させて勢いをつけ、
4回転フリップへとつなげた。

続く3回転ルッツでバランスを崩したが、その後に響かせることもなく滑り、
フリーでは214.45点となった。

トータルスコアは、シーズンベストとなる319.31点。
合計では自己ベストを31.26点も更新。

その結果、準優勝を飾り銀メダルを獲得。
世界選手権で初めて表彰台に登った。

また、同大会は、翌年の平昌オリンピックの代表枠を決定する大会でもあり、
この結果を受け、同大会に出場した羽生結弦との合計ポイントは、
3ポイントという出場国最高のポイントになり、
平昌オリンピックの最大代表枠3枠の獲得に大きく貢献を果たした。

シーズン最終戦の世界国別対抗戦では、SP1位とFS2位を獲得し、
チーム日本の優勝に貢献した。

総合得点では、男子シングル全選手の最高得点となる、
302.02を獲得した。

このシーズンで出場した全試合での表彰台を制覇しシーズンを終えた。

 

 

2017-2018シーズン

全日本選手権2連覇

2017-2018シーズンを前に、2017年6月1日に、
トヨタ自動車 に入社した。

ショートに、『四季 協奏曲第4番 「冬」 』、
フリーは2季ぶりに『トゥーランドット』を使用することを、
自身の公式サイトで発表した。

初戦のベルガモで開催される、ロンバルディア杯に出場。

ショート・フリー・トータルスコアの全てで、自己ベストを更新。
フリーでは、実戦で初めて、4回転サルコーを成功させるなど、
5度の4回転ジャンプを全て着氷し、2連覇を達成した。

グランプリシリーズ初戦の、スケートカナダで優勝

フランス杯では、インフルエンザの発症によって、
休養を余儀なくされ体調不良の中、2位となる。

昨季のプランタン杯から、5戦続いていた300点超えは、
5大会連続で途絶えたが、
12月の地元・名古屋市で開催される、
グランプリファイナルの出場を決めた。

グランプリファイナルのショートは、
3回転アクセルを転倒しながら100点越えで2位(101.51点)。

フリーでは、今季初戦のロンバルディア杯で成功させた、
4回転サルコーを2大会ぶりに投入し、成功させたものの、
冒頭の4回転ループと後半の4回転トーループを失敗。

SP1位だったネイサン・チェンにも多くのミスがあり、
FS1位(184.50点)となったが、総合では0.5点の僅差で2位

グランプリファイナル3季連続となる表彰台で自身の最高位。

演技中には気付けなかったが、規定の範囲内で、
あと1回ジャンプすることにより、
チェンの得点を上回ることは可能だった。

全日本選手権では、2連覇を達成し、
オリンピック代表に初選出された。

四大陸選手権では、このシーズン苦しむ4回転トーループを修正し、
フリー後半で二本決め、オリンピック前最後の実戦で2位となった。

平昌オリンピック銀メダル獲得

銀メダルを獲得した2018年平昌オリンピック

2018年2月、韓国で開催の平昌オリンピックでは、
まず団体戦で、日本人代表選手としてショートプログラムに登場。

ショートプログラムでは、各国のエース選手が投入されたが、
転倒が相次ぐ波乱の展開が続いたため、
103.25点をマークする唯一の100点超えで、
2位に10点以上を付け1位に立ち、
日本チームのフリープログラム進出と、
5位入賞に貢献した。

男子シングル個人種目では、ショートプログラムでは、
最初に4回転フリップを成功、
後半に4回転と、3回転の連続トーループを決めた。

トリプルアクセルでは、着氷で乱れかけたもののこらえ、
1位の羽生結弦に約7.5点差、
2位のハビエル・フェルナンデスに約3.5点差離れた、
104.17点で、3位に付けた。

フリーでは、出場24選手で最後の滑走順となった。

冒頭の4回転ループですぐに転倒するも、
4回転フリップは成功、3回転ループも決めた。

後半では、4回転と2回転の連続トーループは、
2本とも着氷が乱れたが、
イーグルからのトリプルアクセルや、
最後の4回転となったトーループは成功。

さらに、トリプルアクセルからの、
3連続ジャンプ、サルコーとトーループの連続ジャンプを決める。

結果、フリーのみの得点では202.73点、
最終順位で、フェルナンデスを1.68点上回る総合得点306.90点で、
自身初の五輪出場での銀メダルを獲得。

日本フィギュアスケート選手では、
伊藤みどりと浅田真央(共に女子シングル)に続く、
3人目の五輪銀メダル獲得となり、

日本男子シングル・フィギュア選手では、
高橋大輔(銅メダル)と羽生結弦(2大会連続金メダル)に次ぐ、
歴代3人目の五輪メダリストとなる。

当大会では、同時に羽生結弦が金メダルを獲得したため、
日本フィギュアスケート史上初の五輪複数表彰台及び、
ワンツーフィニッシュとなる。

更に、フィギュアスケートの男子シングル種目史上でも、
五輪同国ワンツーフィニッシュは、
2002年ソルトレイクシティ五輪以来16年ぶり、
日本冬季五輪史上でも、
1972年札幌オリンピックの、スキージャンプ70m級、
笠谷・金野・青地の表彰台独占以来、46年ぶりとなる。

 

 

2年連続の世界選手権銀メダル獲得

2018年3月、イタリア・ミラノで開催された世界選手権では、
平昌オリンピック直後に靴を新調し、
足に慣れないまま本番を迎えた。

開幕前の公式練習で、右足甲を痛めた影響で、
ジャンプの難易度を落とし、ショートプログラムに挑んだ。

4回転フリップからトウループにジャンプを変更し、
予定していた連続3回転ジャンプの2本目が2回転になるミス。

スピンやステップでは、全ての項目で最高のレベル4を獲得したが、
94.26点と自己ベストよりも10点以上低い得点で、
5位発進となる。

フリーでは難度を落とすことなく、
五輪と同じジャンプ構成で挑んだ。

中盤までジャンプに苦戦する展開だったが、
終盤は4回転-2回転の連続トーループを決めるなど、
現地メディアに「魂の270秒」と評され、
フリー179.51点の合計273.77点となる。

結果、2年連続で準優勝し、
2つ目の世界選手権銀メダルを獲得。

日本人男子フィギュアでは、本田武史、高橋大輔、羽生結弦に続いて、
4人目の世界選手権メダル複数保持者となる。

この結果を受け、羽生結弦の欠場で出場した友野一希の健闘で、
日本選手の合計ポイントは7ポイントになり、
翌年、日本のさいたま市で開催予定の世界選手権での代表3枠を保持した。

このシーズンは、計8大会に出場し、
全出場大会で優勝か準優勝した。

 

2018-2019シーズン

新たなショートプログラムに『天国への階段』を、
フリー『月光』を使用することが発表された。

初戦のベルガモで開催されるロンバルディア杯に出場。
ショートは、104・15点を記録し首位発進し、
フリーでは、1位の172・05点となる。
ショートからトップを守り、計276・20点3連覇を果たした。

従来の4分30秒から、4分へ短縮された新ルールに、
疲れをのぞかせながらも、今季初戦を制した。

グランプリシリーズ初戦、スケートカナダで逆転優勝し、
2連覇を達成した。

続くNHK杯に初出場し、ショート、フリーともにに、
4回転トーループのコンビネーションジャンプにミスが出るが、
スケートカナダに続いて、GPシリーズ連勝を果たす。
12月のグランプリファイナル進出を決めた。

 

 

主な戦績

 

グランプリシリーズ初戦の、スケートカナダで逆転優勝し、
2連覇を達成した。

続くNHK杯に初出場し、ショート、フリーともに、
4回転トーループのコンビネーションジャンプにミスが出るが、
スケートカナダに続いてGPシリーズ連勝を果たす。
12月のグランプリファイナル進出を決めた。

 

受賞等

 

名古屋市スポーツ功労賞(2016年 ・2017年・2018年)
愛知県スポーツ功労賞(2017年・2018年)

 

世界記録

 

ギネスワールドレコーズ社  「4回転フリップ」をISU公認大会で史上初めて成功
「2016年コーセー・チームチャレンジカップ」ショートプログラム

 

 

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